不動産のご売却は一般的に以下のような流れで進めます。

STEP1.売却の相談

不動産の売却にあたってまずは不動産会社へ相談しましょう。

point 理想に近い形で不動産売却を進めるためにも、予めご希望の予算や条件などを整理しておくことはとても大切なことです。

●売却の目的
●期限
・住み替えなので何月までに売却をしたい
・特に決まっていない
・可能な限り早く売却したい
●必要金額
・手元に〇〇〇万円は必要
・住宅ローンの残債がある
●その他希望や条件
・近隣の人には知られずに売却をしたい

STEP2.査定・物件調査

過去の取引事例や公示価格、路線価などを用いてご所有不動産の査定を行います。ご所有不動産の資産価値を知ることができます。

point 不動産物件そのものの調査はもちろん、法律上の制限、権利関係などを予めしっかりと調査・把握しておくことが重要です。

物件調査はトラブルを回避し、スムーズなお取引を実現させることに繋がります。
●現地(建物・敷地)調査
近隣での建築予定の確認
騒音、臭気、周辺の嫌悪施設等の確認
眺望・景観
付帯設備の確認
境界や越境の有無
<マンションの場合>
管理規約の確認
管理費や修繕積立金の額、滞納の有無
長期修繕計画の内容
●法務局調査
登記簿記載事項の確認
公図、測量図、建物図面などの確認
●役所調査
用途地域の確認
建築・法令上の制限
接道状況、道路種類の確認
上下水道の確認

STEP3.媒介契約

不動産の売却を依頼する不動産会社との契約です。価格査定の内容、売却活動の内容について説明を受け、媒介契約書の内容を理解した上で契約しましょう

point 媒介契約には3つの種類があります。
媒介契約の種類 専属専任
媒介契約
専任
媒介契約
一般
媒介契約
他社との契約 × ×
購入希望者との直接取引 ×
契約有効期間 3ヶ月以内 3ヶ月以内 3ヶ月以内
売却の依頼 1社のみ 1社のみ 複数の会社
レインズへの登録 5営業日以内 7営業日以内 任意
販売活動報告 1週間に一度 2週間に一度 なし

STEP4.売却活動の準備

媒介契約が完了すると、いよいよ売却活動の開始となります。戸建てやマンションの場合、週末を中心に購入検討者が内見にいらっしゃいます。

point 効率的な売却を行うために、ご所有不動産の魅力を引き出すことが重要です。そのためには、以下のような事前準備をしておくことがおススメです。

~事前準備~
●物件の第一印象をよくする工夫
購入検討者が見学に訪れた際に、物件の状態は購入希望者の決断を大きく左右します。
ちょっと手間をかけるだけで、第一印象は大きく変わります。
〈土地〉
・敷地内の雑草の除去、樹木の剪定

〈戸建て・マンション〉
・室内クリーニング
特に水回りは汚れが目立ちやすいので早めにとりかかりましょう。
・部屋を広く見せられるよう片付けをする
居住中の場合には家具などが置いてあるため、どうしても部屋の広さを感じること
が難しくなります。そのため、なるべく不要なものは処分をして部屋を広く見せましょう。
・庭の手入れ
庭付きの物件の場合には、雑草の除去・樹木の剪定を行うことで
きれいな庭が演出できれば、購入検討者の検討意欲も高まるでしょう。

~ご案内当日~
いよいよ、ご案内当日です。売主様も購入検討者も緊張気味になりますがリラックスをして
見学の際には気持ちよく見学してもらえるように準備をしておきましょう。
●玄関
玄関は購入検討者の第一印象を大きく左右します。ご案内当日は少し念入りに清掃しましょう。

●リビングや居室
お部屋が明るく見えるようカーテンを開け、部屋の電気は全てつけておきましょう。
また、部屋の換気を行いましょう。特にペットを飼育している場合には念入りに換気を行い
においをチェックしましょう。(タバコ、子供部屋、食べ物のにおいなど)

●水回り(キッチン、浴室、洗面所、トイレ)
生活感の出やすい水回り部分をいかに魅力を見せることができるかは重要なpointです。
あまりモノを置かず収納、整頓をしシンクなどの水垢などはできる限り取り除きましょう。

●バルコニー
普段の掃除では忘れてしまいがちなバルコニーの清掃も忘れずに!!

ワンポイントアドバイス
ゴミを出しておくことはもちろん、可能なかぎり物を減らして収納しておくようにしましょう。
勝手口・バルコニーがある場合は、サンダルの用意をしておくと良いかもしれません。
また、購入検討者から質問があればできるだけその場で返答ができるように、
不動産に関する資料や付帯設備の仕様書・取扱い説明書などを準備しておくのもベストです。

STEP5.売却活動

さまざまな売却活動を通して購入希望者を探します。お問い合わせをいただいた方に、実際に物件の案内を行い見学をしてもらいます。

point さまざまな売却方法の中から、お客様のご希望に沿った売却が実現できる方法を選択して売却活動を行います。

●各ポータルサイトへの掲載
●当社見込み顧客へのご紹介
●紙媒体での情報発信
●現地へのご案内

STEP6.購入申し込み~売買契約の締結

購入希望者から「購入申込書」を受領し、価格や引渡し等の条件について調整を行います。売主様、買主様間で合意に至ったら、売買契約を交わします。

point 重要事項の説明を受けて内容をよく理解しないまま契約し、トラブルになるケースもあります。必ず内容をよく理解してから契約に臨みましょう。

 購入申し込み~売買契約の詳細はこちらからご覧ください。

STEP6.売買契約後の手続き

残代金の受領日までに引越しや既存ローンの完済などを済ませ、買主様へ引渡せる状態にする必要があります。引渡しは契約時に約束した状態で行なわなければなりませんので、契約後は順次準備を進めていきましょう。

point お手続きや準備に日数のかかるばあいもありますので、余裕をもって準備していきましょう。

●既存ローンの完済
ご売却物件に住宅ローンの残債がある場合、物件のお引渡しの前までに抵当権を抹消するお手続きが必要になります。
原則として、残代金の受取り日決定後のお手続きとなります。
※手続き完了までは2週間程かかる場合があります。
※借入先金融機関によって、お手続きが異なる場合があります。
●(土地・戸建ての場合)測量の手配
土地・戸建等の取引の際には必要に応じて測量の手配が必要になります。これに伴い、測量費用が発生します。
尚、手続き完了までは1ヶ月から長い場合3ヶ月程かかる場合があります。
※境界が明示できない場合には、事前に測量を行う場合もあります。
●引越し業者の手配
年度末などは、引越し業者が混雑するため希望日に引越しができないケースもあります。早め早めの手配を心がけましょう。
●学校の転校手続き
引っ越しが決まったら早めに学校へ連絡し、必要な書類を受け取りましょう。
●荷造り
●郵便物の転送手配等
郵便物の転送は、郵便局に備え付けの転居届に所定事項を記入して郵送します。
(インターネットからもお申込み可能です。)
●市役所への転出手続き
転出の14日前から転出後14日以内に住民登録をしている市区町村役所に住民異動届を提出して転出証明書をもらいます。
(お引っ越し後は引越し先の市区町村役所にて転入の手続きを行いましょう。)
●電気・ガス・水道
検針票などに記載されている管轄の営業所(水道の場合は水道局)へ使用停止の手続きを行います。

STEP7.残代金決済・引渡し

契約時に定めた内容で物件の引渡しを行います。残代金の受領と同時に物件(鍵)の引渡しを行い、売却手続きが完了します。

point 売買残代金の受領と所有権移転登記、物件(鍵)の引渡しを行います。営業担当者がサポートいたしますので、ご安心ください。

※一般的な流れを説明しています。取引の内容により、変更になる場合があります。
※通常、買主様のローン借入金融機関にてとり行います。

ワンポイントアドバイス
●引越した後はお部屋のお掃除をして、買主様に気持ちよく引渡しができるようしておきましょう。
●買主様に引渡す書類関係(パンフレット、取扱説明書、保証書など)を整理しておきましょう。
●公的書類(印鑑証明書・住民票)などは早めに取得しておきましょう。(ただし有効期間3ヶ月)
●決済時に必要な権利書(登記識別情報通知)もお忘れなく。
※権利書(登記識別情報通知)を紛失してしまった場合は早めに担当者へ連絡しましょう。

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